グラトリしやすいスノーボード板の選び方について
グラトリしやすいスノーボードの選び方についてお伝えします。
まず基本的なことになりますが、スノーボードは大きく分けてフリースタイルとアルペンの2種類があります。フリースタイルは飛んだり回ったり自由なスタイルで、アルペンは飛んだりはせずにひたすらスピードを競うスタイルです。
グラトリをするなら必ずフリースタイル用のボードを選ぶようにしてください。
板の長さ
以下は長い板と短い板の主な特徴です。
長い板
- スピードが出ているときに安定する(メリット)
- プレス系のトリックがやりやすい(メリット)
- 板のコントロールが難しい(デメリット)
- スピン系のトリックがやりにくい(デメリット)
短い板
- 板をコントロールしやすい(メリット)
- スピン系のトリックがやりやすい(メリット)
- スピードが出ているときに安定しない(デメリット)
- プレス系のトリックがやりにくい(デメリット)
スノーボードの板を選ぶときの一般的な目安は、板を垂直に立てたときに鼻からアゴくらいにくる長さです。上記のメリット・デメリットを参考にして、長めなら鼻先くらい、短めならアゴくらいで板の長さを決めるといいでしょう。
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板の太さ
グラトリ用の板は、ある程度太いほうが安定感がよく、プレス系のトリックもやりやすいです。
ただし、板が太いとターンが難しくなるので板を扱いづらくなります。
ですので、初心者の方には太くも細くもない中間の太さの板がおすすめです。
板の硬さ
板は硬いものより柔らかい方が扱いやすくなります。
また、板が柔らかいとそのぶんしなりやすいのでプレス系のトリックでスタイルを出しやすいというメリットもあります。
ただ、柔らかいぶん板が反発する力が弱くなるので、板の反発力を利用する高回転系のグラトリ(720以上)はやりづらくなります。
初心者の方は、まずは柔らかい板を使ったほうが上達は早いでしょう。
また、ほとんどんの場合はまったく問題ありませんが、体重が重い人が柔らかすぎる板を選んでしまうと、オーリーで踏み切るときに板の反発力が物足りなく感じるかもしれません。ですので、体重の重い人は多少硬めの板を選んだほうがいいでしょう。
板の形状
スノーボードの形状はいくつかの種類があります。パーク、ハーフパイプ、パウダーなど、それぞれ滑る目的に適した形状があるのです。
グラトリに適した板の形状はツインチップです。
ツインチップはノーズとテールが同じ形をしています。ビンディングを取り付けるビスの穴の位置も前後対象になっているので、スイッチスタンスになっても同じ感覚でトリックを繰り出すことができるのです。
グラトリしやすい板の特徴のまとめ
以上をまとめるとグラトリしやすい板は以下のようなものになります。
- 長さはアゴから鼻先の範囲内
- 太さはやや幅広のもの
- 硬さは柔らかめ
- 形状はツインチップ