スノボーのグラトリ180について
オーリーで軽くジャンプできるようになったら次は180(ワンエイティー)です。
180は名前のとおり180度回転する技です。
グラトリの180は、回転する方向や踏み切る足によって違う技になります。
180には以下の4種類があります。下の説明はすべてレギュラースタンス(左足が前)の人の場合です。
フロントサイド180
オーリーで左回りに回転する技です。
オープン180と呼ばれることもあります。
バックサイド180
オーリーで右回りに回転する技です。
ブラインド180と呼ばれることもあります。
ノーリーフロントサイド180
ノーリーで左回りに回転する技です。
ノーリーバックサイド180
ノーリーで右回りに回転する技です。
以上の4種類のトリックを逆側のスタンスでやることもできるので、厳密には180は8種類あることになります。
逆のスタンスでやる場合は以下の呼び方になります。
- スイッチフロントサイド180
- スイッチバックサイド180
- スイッチノーリーフロントサイド180(フェイキーフロントサイド180)
- スイッチノーリーバックサイド180(フェイキーバックサイド180)
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180のやり方とコツ!グラトリ動画
前置きが長くなりましたが、このページではフロントサイド180のやり方をご紹介します。
こちらの動画がフロント180です。
オーリーをしながら左回りに180度回転するトリックです。
フロントサイド180のポイントはオーリーする前の先行動作です。後ろ側の腕を下から振り上げながら左肩を左方向へ開くようにするとスムーズに回転できます。
- まずは腰を落としてオーリーの体勢に入ります。このときに後ろの腕を振り上げる準備をしてください。
- 腕を振り上げながら左肩を左側に開き、同時にオーリーをします。
- 上半身が先行して回転しているので、下半身と板がそれについて回ってきます。このときに両ヒザを体に引きつけてください。
- 回り過ぎないように上半身を止めましょう。そして、逆向きのスタンスで着地します。
トゥエッジとヒールエッジについて
フロントサイド180は、トゥエッジで滑っているときとヒールエッジで滑っているときで多少違ってきます。
トゥエッジでというのは胸を山側に向けて滑っている状態です(上の動画はトゥエッジ)。
ヒールエッジはその逆で、背中を山側に向けて滑っている状態のことです。
トゥエッジを使って滑っているときは、オーリーするときに若干つま先側に力を入れて踏み切ります。逆にヒールエッジで滑っているときは、かかと側に力を入れて踏み切ります。